投稿日 : 2017.02.27 更新日 : 2018.06.19

ピアニストのホレス・パーランが死去

2月23日、ピアニストのホレス・パーランが死去。86歳だった。米『ワシントンポスト』紙によると、近年のパーランは視力を失った状態で、糖尿病を含む複数の病気を抱えており、デンマークの老人ホームで介護を受けていたという。

ペンシルバニア州ピッツバーグ出身のパーランは、1950年代にR&Bバンドでキャリアをスタート後、ソニース・ティットやチャールス・ミンガス、ルー・ドナルドソンのグループに参加。60年代には、ブルーノート・レーベルのリーダー作をはじめ、デクスター・ゴードン、コールマン・ホーキンス、ローランド・カークらの作品に参加している。

73年にアメリカを離れ、デンマークのコペンハーゲンに移住。以降も積極的に作品を発表しており、2004年発表のピアノトリオ『RELAXIN‘ WITH HORACE』が最後のリーダー作となった。