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​ムハル・リチャード・エイブラムス逝去

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2017.11.02

​ムハル・リチャード・エイブラムス逝去

 フリージャズの名匠ムハル・リチャード・エイブラムスが、10月29日にニューヨークの自宅で亡くなった。享年87歳。死因は明らかになっていないが、娘のリカルダ・エイブラムスによれば「突然のことだった」という。

 エイブラムスは、ジャズ・ピアニスト、クラリネット奏者、作編曲家として、また「AACM」の初代会長として活躍し、多くの作品を世に送り出してきた。

 1930年、米シカゴのサウスサイドで生まれたエイブラムスは、シカゴの音楽学校でピアノを学び、その後は本やレコード、ジャム・セッションを通して独学で音楽を勉強。48年にはピアニストとしてキャリアをスタートし、ルース・ブラウンやマイルス・デイビスなどとの共演や、キング・フレミングのバンドに編曲家として参加していた。

 50年代中頃、「MJT+3」で活躍していたエイブラムスの評判は広がり、61年には「エクスペリメンタル・バンド」を結成。65年にはシカゴの非営利音楽団体「AACM」を設立し、初代会長を務めた。67年には初のレコーディング・アルバム『 Levels and Degrees of Light』をリリースし、以後半世紀にわたって26作のアルバムをリリースした。

 エイブラムスの最後の公演は6月に行なわれた「Ojai Music Festival」となり、娘のリカルダによれば、エイブラムスは死の直前まで作曲や演奏の仕事を続けていたという。