投稿日 : 2017.11.07 更新日 : 2018.06.12

マイルスの「Tutu」をDNAに記録?

モントルー・ジャズ・フェスティバルで演奏されたマイルス・デイビスの「Tutu」とディープ・パープルの「Smoke on the Water」の2曲の“DNA保存”の成功が発表された。

同プロジェクトは、DNA合成による科学研究をおこなっている「Twist Bioscience」がマイクロソフトと米ワシントン大学の研究者とともに進めているもので、DNAを外部記憶装置としてデータ保存を行うという取り組み。DNAによって保存されたこの記録は、ユネスコが推進する歴史的な記録を保存する事業「世界の記憶」のアーカイブに保存されるという。

音楽がDNAにエンコードされた事例は同2曲が世界初のことで、この研究の成功を受けクインシー・ジョーンズは以下のコメントを残している。

「信憑性の薄い記憶媒体が横行する中、私は歴史(過去の名演など)を未来の世代がに正しく残せるかを心配していました。Twist Bioscienceなどが成し遂げた今回の成功で、モントルー・ジャズ・フェスティバルの美しい歴史的名演を未来の世代にDNAとして残せることを心から嬉しく思います」

「Tutu」の試聴はこちらから