Arban

Arban

CREATORS’ BONDING MJFJ“Bonding Party MJFJ2015 After Party”
2015 12.22 tue.  @bamboo
取材・文:山本将志
写真:JAMANDFIX(REALROCKDESIGN)

CREATORS’ BONDING MJFJ“Bonding Party MJFJ2015 After Party”

REPORT
INFORMATION

 2015年10月に東京で行われた「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2015」のアフターパーティーがCreators’ Bondingとコラボレーションし、12月22日(火)にbamboo(東京都港区)で開催された。Creators’ Bondingとは、新たな文化支援の取り組みで、接着剤などの開発、製造、販売を行う株式会社スリーボンドホールディングスが主催。ミュージシャン、デザイナー、建築家、プログラマー、俳優など創造性を発揮しているクリエーターをゲストにむかえ、対談やパーティーを行うことでクリエーター同士の「つながりの場(プラットフォーム)」を形成している。モノとモノをくっつける接着剤を作っている会社が、今度は才能と才能をくっつけるプラットフォームを提供するという取り組みだ。
 まず行われたプログラムは「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2015」にも出演した松浦俊夫氏とCreators’ Bondingのエグゼクティブ・プロデューサーの土田耕作氏による、「DJ」や「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2015」をテーマにしたトークセッション。トークのなかでDJという職業に対して松浦俊夫は「自分はDJをミュージックコンダクターとも呼んでいます。クラブ、ブティック、バーなどさまざまな場所に日常と非日常の間にある背筋が伸びて心地よい音楽を流して雰囲気を漂わせることですね」と説明。そして「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2015」を振り返って松浦俊夫氏はこう語った。
「既存のジャズ・フェスティバルとは違ったアプローチがありました。誰でも知っているアーティストが出演していたわけではなかった。ただし、知られていなくても出演者が自信を持って人にレコメンドできる内容だった。それで成功したことは大きい。この結果がイベンターやアーティストの励みにもなると思いますし、クリエイティブな面で競い合うことになると思うんですよ」
 トークセッションのあとは、「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2015」のハイライト映像が上映された。HEXのライブ、ジャイルス・ピーターソンのDJ姿などさまざまな名場面が収められ、カメラでズームしないと分からない演奏中の出演者の光る汗や表情を知ることができて、当日会場の最前線で見ていた筆者にも新たな発見があった。
 上映終了後は本国スイスの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」にも出演した松本ゆりふぁのライブ。ピアノとサックスの音色が優しく彼女をサポートし、アルバム『Blue』から「Moon River」「Stars」などを歌い上げた。
彼女に続くのは、ヨーロッパをはじめグローバルに活躍するTomomi Ukumoriのライブ。ダンサンブルな楽曲から一転、キーボードとアコースティックギターの編成でときに静かに、ときにスキャットで強く歌い上げ、終盤で「Across the Universe」のカバーも披露。これには、来場者も会話をとめて聴き入っていた。
普段はウエディングパーティーの会場にも使われるbamboo。オフホワイトの優しい色で統一され、7メートルもある高い天井には大きなシャンデリアが輝いている、ヨーロッパの豪邸を思わせる空間。招待客にはシャンパンやワイン、特製のカクテル、デコレーションされた寿司やイタリアンが振る舞われ「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2015」と「Creators’ Bonding」からのクリスマスプレゼントのようだった。

■CREATORS’ BONDING
http://www.creators-bonding.com/




 

LATEST
ARTICLE

ジャズマンのファッション
COLUMN2017.08.04

ジャズマンのファッション

現在のハリウッドスターやポップスターがそうであるように、かつてジャズマンはファッションリーダーとしての役割も担っていた。そんな彼らのスタイルは、その音楽と同様、現代でもさかんに引用されている。本連載では、そんな「ジャズの名盤レコードのジャケット写真として遺され名演とともに記憶されたファッション」について、さまざまなテーマで考察していきたい。

VIEW MORE
小曽根 真
INTERVIEW2017.08.03

小曽根 真

 ジャズ・フィールドでの華麗な経歴はいまさら説明するまでもない。近年は交響楽団や室内管弦楽団とも共演を重ね、いわゆるクラシックの世界でも国際的な活躍をみせる小曽根真。こう書くと“優艶なピアニスト”のイメージだが、この8月に発売される最新アルバム『ディメンションズ』を聴くと、氏が“奔放で気骨あふれるジャズマン”であることを改めて思い知らされる。

VIEW MORE