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パンクの女王パティ・スミス × 現代音楽の巨匠フィリップ・グラスの来日公演が決定

のちにニューヨーク・パンクの名作となった『Horses』(1975年)でデビューを飾り、以降も音楽家、詩人、小説家、画家などさまざまな活動をするパティ・スミス。舞台芸術の金字塔として語られるオペラ「浜辺のアインシュタイン」や数々の映画音楽を手掛け、2015年は「芸術のノーベル賞」と言われるグレン・グールド賞を受賞したフィリップ・グラス。この両者が「THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ」と題した来日公演を6月4日(土)にすみだトリフォニーホール(東京都墨田区)で行う。

タイトルにもなっている“アレン・ギンズバーグ”は、1950から1970年代のニューヨーク、サンフランシスコのカウンター・カルチャーのアイコンとして知られ、ビート文学を代表する詩人。また、世界で最も広く読まれる詩人のひとりでもあり、代表作『HOWL(邦題:吠える)』はこれまで22言語で出版されている。

今回の公演はアレン・ギンズバーグと親交の深かった両者によるオマージュ作品で、世界3大演劇祭のひとつ「Edinburgh International Festival」など、各国の有名フェスティバルや劇場で、ごく限られた機会にのみ上演されてきた。内容はフィリップ・グラスの代表曲にのせて、アレン・ギンズバーグ、パティ・スミス両氏の詩作品がパティ・スミスによって朗読される。また、フィリップ・グラスのピアノ独奏やパティ・スミスのギター弾き語りも含まれる内容で、海外ではすべての公演が瞬く間にソールドアウトを記録している。ステージ上の大スクリーンには、フィリップ・グラス、パティ・スミスが選んだ在りし日のアレン・ギンズバーグの写真やイラストも投影される。

今年でアレン・ギンズバーグ生誕90周年ということもあり日本での公演において、さらに特別なコラボレーションが実現。英語圏以外の国での上演の際は、ステージ上の大スクリーンに詩の翻訳が投写されるが、この翻訳を『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』などの著者である村上春樹氏と現代アメリカ文学を数多く翻訳する柴田元幸氏が、日本公演のために完全新訳を手掛ける。

チケットの発売は2月を予定。追加情報はhttp://www.parco-play.com/web/で随時アナウンスされる。

公演情報
公演名:THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ
日程:6月4日(土)計2回公演 ※6月5日(日)関連プログラムあり。詳細は後日発表。
会場:すみだトリフォニーホール
料金:2月販売予定
出演:フィリップ・グラス、パティ・スミス
翻訳:村上春樹、柴田元幸

■オフィシャルサイト
http://www.parco-play.com/web/

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