今年84歳を迎えるシンセサイザー・アーティストの先駆者、冨田勲。1974年にシンセサイザーによる「月の光」を発表し、ビルボード誌で第1位を獲得し、日本人で初めてグラミー賞4部門にノミネート。その後も多くの作品を発表し、NHKの大河ドラマや山田洋次監督の映画作品でも音楽を担当、さらにアニメやコマーシャルにも楽曲を提供している。近年では、日本の代表的な詩人・作家、宮沢賢治の作品世界を題材にし、ヴァーチャル・シンガー、初音ミクをソリストに起用した「イーハトーヴ交響曲」の世界初演が行われて大きな話題を呼んだ。そんな、日本が誇る偉大な彼の初期作を集めたアルバム『オホーツク幻想』が3月23日(水)に発売される。
本作は、70~80年代に彼によって生まれたシンセサイザー作品を再構成&サラウンド化させるISAO TOMITAプロジェクトの最新アルバム。“宮沢賢治最愛の妹、トシから賢治にあてた架空の手紙”をイメージしたアルバムタイトル曲「オホーツク幻想」や、彼のもっとも初期の楽曲「銀河鉄道の夜」、さらに、80年代に発表された組曲「マ・メールロワ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」なども収録。アートワークはDOMMUNE主宰の宇川直宏が担当している。
現在、本作購入者を対象に、タワーレコードではアートワークが施されたオリジナル特典クリアファイルが、HMVではオリジナル特典コースターが付いてくる。
– リリース情報 –
アーティスト:冨田勲
タイトル:オホーツク幻想
レーベル:日本コロムビア
価格:3,000円(税別)
発売日:2016年3月23日(水)