1981年生まれ、現代音楽屈指の若手ピアニスト、フランチェスコ・トリスターノのリサイタルが決定。5月28日(土)に三鷹市芸術文化センター・風のホール(東京都三鷹市)で行われる。
リサイタルは、北ドイツのブクステフーデとイタリアのフレスコバルディ、二人の偉大なオルガニストが残したオルガン曲とチェンバロ曲のなかから、“チャコーナ”(バロック時代に流行った3拍子の舞曲)をキーワードに選曲。この二人はバッハにも大きな影響を与えているとも言われている人物だ。ほかにもトリスターノ自身の曲を組み合わせ、プログラムを披露する。トリスターノはチャコーナについて、こう説明している。(三鷹市芸術文化センターHPのインタビューより引用)
「チャコーナの形式は、同じ低音主題が執拗に繰り返されるもので、バロック音楽のなかに見出される。これは、現代のダンス・ミュージックにも息づいているもの」
クラシックを現代のダンス・ミュージックに関連付けて説明している点も、クラシックからテクノまで操るトリスターノらしい一面だ。曲目と詳細は下記のとおり。
曲目
・フランチェスコ・トリスターノ:新作
・フレスコバルディ:パッサカリアによる100のパルティータ
・ブクステフーデ:アリア「ラ・カプリッチョーザ」による32の変奏曲、チャコーナ
・フレスコバルディ:トッカータ集 第2巻よりトッカータ第4番、第9番、第8番 ラ・フォリアに基づくパルティータ
・フランチェスコ・トリスターノ:バルセロネータ・トリスト(2007)、ラスト・デイズ(2007)、グラウンド・ベース(1997/8 rev.2004/12) ほか
詳細
タイトル:フランチェスコ・トリスターノ ピアノ・リサイタル “チャコーナ”
開催日:5月28日(土)
会場:三鷹市芸術文化センター・風のホール
時間:開場16時30分 開演17時
料金:一般4,000円 U-23(23歳以下)3,000円
※U-23のチケットをご利用の方は、公演当日に身分証明書をご持参ください。
出演:フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
■公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団(三鷹市芸術文化センター内)
http://mitaka.jpn.org/
Photo:©Marie Staggat/DG