ハービー・ハンコックが、前作『The Imagine Project』（2010年）以来、約８年ぶりとなる新作スタジオ・アルバムに着手していることが明らかになった。
現在タイトルや発売日などの詳細は明らかにされていないが、ゲストにケンドリック・ラマー、フライング・ロータス、サンダーキャット、コモン、スヌープ・ドッグ、テラス・マーティン、カマシ・ワシントン、さらにウェイン・ショーターを迎えていることを米『ザ・サンディエゴ・ユニオン・トリビューン』紙のインタビューで明かした。
今回の“若い世代のアーティストたちとのコラボレーション”について、ハンコックは次のように述べている。
「今回の仕事を通して若者たちから多くを学んだよ。彼らはソーシャル・メディアなどの新しい土俵で新しい社会構造を構築しているんだ。それらは公共の場で自分たちが何をしているかを知らせるのに影響しているんだ。自分が“まだ何かを学んでいる”と実感できて幸せだよ。学ぶことを辞めたくないしね」
また、当初2016年春のリリース予定していた同最新作の遅れについては次のように述べた。
「数年前から自分に納期を課さないことにしているんだ。今は自分のレーベルがあるし、締切も自分で決めることにしている。けど、笑っちゃうことに締切というのは僕がそれまでに何かを思いつかなきゃいけないということでしょ？ それがあると僕が普段しないことができてしまうんだよね（笑）」