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キース・ジャレットが新アルバム発表

キース・ジャレットの新アルバム『ア・マルティテュード・オブ・エンジェルズ』が11月16日に発売される。本作は、1996年10月にイタリアで行ったコンサートのライブ録音で、73年の『ソロ・コンサート』から数えて、通算14作目となる“ソロ・コンサート作品”。じつはこのツアー終了後にキースは体調を崩し(慢性疲労症候群と診断され)演奏活動を休止。およそ2年もの間、ピアノ演奏はおろか、外出や会話すらままならない状態に陥ってしまう。

よって、長編曲を即興でパフォーマンスしたソロ・コンサートは、このイタリアツアー以降には行われていない。そんな状況を述懐しつつ、キース本人は(『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタビューで)こんな談話を残している。

「あのコンサートで、どうエネルギーを使ってしまったのか自分でもわからない。まるで、体の中にエイリアンでも入り込んだみたいだった。自分は二度とステージに立てないと思ったよ。最後のコンサートでは葬送曲まで弾いたさ。自分自身のためにね」

まさに全身全霊をかけて挑んだプレイ。その記録はディスク4枚にも及び、本人によるライナーノーツや、過去のディスコグラフィーも加えた豪華ボックス仕様となっている。

リリース情報
アーティスト:キース・ジャレット
タイトル:ア・マルティテュード・オブ・エンジェルズ
レーベル:ユニバーサルミュージック
発売日:11月16日

■ユニバーサルミュージック公式サイト
http://www.universal-music.co.jp/keith-jarrett/products/ucce-1161/

 

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