ボブ・マーリーが1970年代半ばにおこなったライブ録音のマスターテープが発見された。
2月5日、英『ガーディアン』紙が報じたところによると、テープが発見されたのは西ロンドンの廃墟化したホテルの地下室で、13本のオープンリール・テープがダンボール箱の中に収められていた。水濡れなどのダメージがひどく、一時は復元不能と判断されたが、丹念なリペア作業により10本は完全に修復。うち1本は損傷がひどく復元不能。残りの2本は何も録音されていない生のテープだった。
録音の内容は、1975年から78年にかけてロンドンとパリで行われたライブで、熱心なファンの間では「失われたマスターテープ」として、その存在だけは知られていたという。