投稿日 : 2017.02.21 更新日 : 2018.06.19

ソニー・ミュージックスタジオでアナログレコード用カッティングマシン導入

国内屈指の音楽スタジオとして知られるソニー・ミュージックスタジオが、今回新たに、アナログレコード製造用マスターのラッカー盤カッティングマシンを導入。アナログレコード用カッティングマスターの制作を開始することを発表した。

ソニー・ミュージックエンタテインメントの発表によると、同スタジオは、これまで多くの音楽レーベルのCD、SACD、ハイレゾなど、多様なフォーマットでの音源制作を担っており、今後はアナログレコードの制作においても最適な音作りを行っていくとしている。

アナログレコードのマスター制作においては、ラッカー盤に溝を刻むという高度なカッティング技術が必要とされるが、同社では、デジタル音源での音質・音圧の調整に長けた現役のマスタリング・エンジニアが当技術を習得。CD や配信音源などの制作で培ったデジタル技術と融合させることによって、より進化したアナログ音源の制作とカッティングを目指すという。

なお今回、レコーディングスタジオと同フロアにカッティング専用ブースを設置することにより、スタジオでの演奏をその場でミックスし、そのままラッカー盤にカッティングしマスター制作を行う「ダイレクトカッティング」を可能にした。

 

■ソニー・ミュージックスタジオ
http://www.sonymusicstudio.jp/