米現地時間4月16日(月)におこなわれたピュリツァー賞で、米人気ラッパーのケンドリック・ラマーのアルバム『DAMN.』が、クラシックやジャズ以外の作品で初めて音楽部門を受賞した。
1917年に創設されたピュリツァー賞は、毎年新聞/ネットなどの印刷報道や文学、作曲など、21の分野に与えられる米国で最も権威ある賞のひとつ。
2017年に発表された『DAMN.』は、先日おこなわれた第60回グラミー賞でも「最優秀ラップ・アルバム賞」に輝いた作品で、ピュリツァー賞の委員会は「本当の黒人文化や言葉をリズミカルかつダイナミックに歌い、現代のアフリカ系アメリカ人の生活の複雑さを見事に捉えた作品」と本作を評している。
また、報道部門の「公益賞」では、SNS上のムーブメント「#MeToo(私も)」でも話題となった、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑を報道した『ニューヨーク・タイムズ』紙と『ニューヨーカー』誌が同時受賞している。
ピュリツァー賞公式サイト
http://www.pulitzer.org/prize-winners-by-year/2018