マッシヴ・アタックの3rdアルバム『Mezzanine』(1998年)の20周年を記念し、同作をDNAコード化して保存する新たな試みが発表された。
この新技術は、スイスのチューリッヒ工科大学の科学者によって開発されたもので、オーディオをOpus(音声圧縮フォーマット)によって圧縮し、DNA分子コードに組み込むことで、楽曲のデジタル・データを遺伝子情報の形で保存できるというもの。
この技術を使ってアルバム丸ごと保存するのはマッシヴ・アタックが初めてのことで、同データは、2016年にMicrosoft社が実施したデータ保存の実験に次いで2番目に大きなデータになるという。
なお、音楽データとして最初のDNA保存が試みられたのはマイルス・デイビスの「TUTU」とディープ・パープルの「Smoke on the Water」となっている。
マッシヴ・アタック