4月28日にバハマで開催された、チケット代1万2000ドル(約130万円)のラグジュアリー・フェスティバル「Fyre Festival」だが、事前の内容と大きく異なるとして、FBIが同フェスを詐欺罪で捜査することを『New York Time』紙が報じている。
ラッパーのジャ・ルールと起業家のビリー・マクファーランドによって立ち上げられた同フェスは、豪華な滞在施設と豪華な食事と共に音楽を楽しめることを約束していた。しかし、チケット購入者が目にしたものは、未整備のキャンプ・サイトに建つ簡易テントで、食事はチーズサンドイッチのみだった。
さらに2週に渡って予定されていた日程も、28日当日に突然“開催延期”が発表され、チケット購入者に対しては払い戻しか来年度のVIPを約束する対応を取ったという。
この件は少なくとも7件の訴訟問題に発展しており、FBI当局はメール詐欺、通信詐欺、証券詐欺の可能性があるとして、複雑詐欺やサイバー犯罪部門に任命された検察官が捜査を進める模様。
参加者がツイートした同フェスの内容は以下のとおり
So Fyre Fest is a complete disaster. Mass chaos. No organization. No one knows where to go. There are no villas, just a disaster tent city. pic.twitter.com/1lSWtnk7cA
— William Needham Finley IV (@WNFIV) 2017年4月27日
This is how Fyre Fest handles luggage. Just drop it out of a shipping container. At night. With no lights. #fyrefestival pic.twitter.com/X5CdZRyJWo
— William Needham Finley IV (@WNFIV) 2017年4月28日
Here’s the dinner they fed us tonight. Literally slices of bread, cheese, and salad with no dressing. #fyrefraud #fyrefestival #dumpsterfyre pic.twitter.com/NmNXakSFlq
— Trevor DeHaas (@trev4president) 2017年4月28日