計14回のグラミー賞に輝くピアニストのハービー・ハンコックが、オンライン教育のプラットフォーム「マスタークラス」で講師を務めることになった。
レッスン内容はテキストと動画によるもので、プロ、アマチュアを問わず受講可能。90ドル（約１万円）の受講料で、ジャズ・ピアノ、即興演奏、作曲に関する講義を受けることができる。ネット環境があれば自由に利用することができ、期限がないのも特徴だ。
ハービー・ハンコックは現在、ユネスコ大使、セロニアス・モンク・インスティチュート・オブ・ジャズ会長、インターナショナル・ジャズ・デイ副会長など数々の要職に就く、いわばジャズ界の重鎮。今回のプロジェクトについては「マイルス・デイヴィスから受けたレッスンで、いちばん忘れられないのは“ジャズ演奏に失敗は存在しない”ということだよ」と語っている。
「マスタークラス」では、音楽関連のプログラムだけでなく、俳優のケビン・スペイシーやダスティン・ホフマンによる演技指導や、テニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムズのレッスンをはじめ、料理、チェス、写真撮影、映画脚本や小説の作法など、多彩なジャンルの講座を展開している。
マスタークラス公式サイトはこちらから
https://www.masterclass.com/classes/herbie-hancock-teaches-jazz/