プリンスのバンドで長年ドラマーを務めたことでも知られるジョン・ブラックウェルJr.の訃報が、彼の妻ヤリツァ・ブラックウェルによって伝えられた。享年43歳。死因は脳腫瘍によるものだったという。
ドラマーのジョン・ブラックウェルを父に持つジョンは、1973年に米サウスカロライナ州コロンビアで生まれた。1998年に米シンガー、パティ・ラベルのバンドにドラマーとして参加し、2000年にはプリンスのバンド「New Power Generation」のメンバーとして15年間に渡り活動。そのほか、ディアンジェロやブーツィー・コリンズなど多くのアーティストのツアーにも参加していた。
2016年6月にベーシストで歌手のニック・ウェストとともにブルーノート東京に出演していたジョンは、来日中に左手の不調を訴え、病院で検査を受けたところ脳にふたつの腫瘍があることが発覚。同年7月の手術は成功したが、その後も闘病生活は続き、今週初めには回復プロセスを継続するため新たなリハビリ施設に移転したばかりだったという。
現地時間7月4日にインスタグラムでジョンの訃報を知らせたヤリツァのコメントは以下のとおり。
「本日、私の夫で偉大なドラマー、ジョン・ブラックウェルJr.が仲間に見守られながら静かに旅立ちました。彼の人生を神に感謝するとともに、彼をサポートしてくださった皆さんに感謝します」
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