先日のモントルー・ジャズ・フェスティバルでマイルス・デイビス賞を受賞したジャック・ディジョネットが、米ラジオ局「WBGO」に出演。6月に発表され、米メディアの絶賛を獲得している最新作『Hudson』について語った。
同作は、今年(8月9日)75歳を迎えるディジョネットの特別プロジェクトとして、ジョン・スコフィールド(g)、ジョン・メデスキー(key)、ラリー・グレナディア(b)という名手が結集。この4人は米ニューヨークのハドソン・バレー在住で、アルバムタイトルもこれにちなんでいる。
今回のインタビューで「そこ(ハドソン・バレー)に住んでいると音楽にどんな影響が?」と訊かれたジャックは「自然に囲まれてピースフルでリラックスできる環境のおかげで深く集中できる。まるでクリエイティブな魂を育む土壌のようさ」と答えている。
また、これまでもネイティブ・アメリカンに着想を求めた楽曲を披露してきた本人だが、今作でもインディアン・チャント(読経のような詠唱)や、木管楽器が多用された楽曲「Great Spirit Peace Chant」を収録。これについて訊かれると「この曲で流れているチャントはすべて突然思いついたんだ。ネイティブ・アメリカンにチャントの意味についても尋ねたんだけど、特定の意味はないそうでね。だけど私がチャントするのは人類がこの星で平和に共存するためさ」と語っている。
WBGOのジャック・ディジョネットのインタビューはこちらから
http://wbgo.org/post/what-jack-dejohnettes-native-american-spirit-name#stream/0