昨年12月に劇場公開されたトランペット奏者リー・モーガンの悲劇に迫るドキュメンタリー『I Called Him MORGAN 私が殺したリー・モーガン』。その日本語版DVDが7月11日(水)に発売されることが決定した。
1972年2月19日の深夜、ニューヨークのジャズ・クラブ「スラッグス」でのステージの合間に、内縁の妻ヘレンによって引き起こされた「ジャズ史上最悪の事件」。
リーとヘレンの間に何があったのか。本作では、リー本人の演奏や肉声、ヘレンが残した貴重なインタビュー、ビリー・ハーパーやウェイン・ショーターなどの友人・関係者の証言をもとにこの事件の真相に迫っていく。
監督を手がけたカスパー・コリンは本作制作の経緯を以下のように語っている。
「多くのジャズ・ファンにとってのリー・モーガンへの認識は『ザ・サイドワインダー』のヒットと愛人に射殺されたということしか残っていない。それがこの映画を制作するきっかけになった。今でも多くの音楽ファンやミュージシャンはヘレンを憎んでいるが、彼女がリーをドラッグから立ち直らせ、素晴らしい音楽を生み出すことに貢献したことを世の中は知らない」
『I Called Him MORGAN 私が殺したリー・モーガン』トレーラー