2011年、62歳でメジャー・アルバム・デビューを果たした遅咲きのソウルシンガー、チャールズ・ブラッドリーが9月23日(米現地時間)に亡くなった。享年68歳。死因は癌によるものだったという。
昨年、3作目のアルバム『Changes』を発表し、同作を提げたツアーを敢行していたブラッドリーだったが、胃癌が発覚し同ツアーは中断。「私がこれまで克服してきた障害のように、この病気とも戦う」と闘病への強い意志を示していたが、その後、癌は肝臓へと転移し病状は悪化。そのまま帰らぬ人となってしまったという。
米フロリダ州ゲインズビル育ちのブラッドリーは、1964年、姉に連れられて観たジェームス・ブラウンの公演に感銘を受け、1967年からジェームス・ブラウンのものまね歌手として活動を開始。
長い下積み時代を経て、2011年、62歳でメジャー・デビュー・アルバム『No Time for Dreaming』をリリースし、ついにその名が知られるようになる。その数奇なキャリアと人生、ジェームス・ブラウン直系のシンガーであることが支持され、2012年にはドキュメンタリー映画『Charles Bradley: Soul of America』も制作された。
ブラッドリーのオフィシャル・フェイスブックでは、彼の訃報を以下の様に綴っている。
「とても辛いですが、チャールズ・ブラッドリーが他界したことをお知らせします。Mr.ブラッドリーはファンから受けた愛に本当に感謝していました。彼の愛のメッセージがこれからも思い出され、続いていくことを願っています。闘病中のみなさんからの思いやりや祈りに感謝します」
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