ロックンロールの創始者のひとりとして知られるファッツ・ドミノが10月24日に米ルイジアナ州の自宅で亡くなったことが報じられた。享年89歳。自然死と発表された。
1928年、米ルイジアナ州ニューオーリンズで生まれたファッツ・ドミノは、1950年代と60年代初期にアメリカで最も売れた黒人ミュージシャンの一人で、「Ain’t That a Shame」や「Blueberry Hill」、「Whole Lotta Lovin」などでヒットを飛ばした。
ドミノの音楽は、ニューオーリンズのR&Bサウンドを世に広め、エルヴィス・プレスリーやビートルズなど、後のロック・ミュージッックに多大な影響を与えた。1986年には「ロックの殿堂」入りを果たし、その生涯で6500万枚のレコード・セールスを記録している。
ドミノの家族は「父は愛する人たちと父を愛する人たちに囲まれて静かに旅立ちました。私たちは父に愛と敬意を捧げます」という声明を発表。
また、ポール・マッカートニーも自身のウェブサイトで「どうか安らかに。彼の声やピアノ・スタイルには大きな影響を受けました。僕の大好きなロック・シンガーのひとり、いつまでも忘れず想っています」と哀悼の意を表している。
家族による声明はこちらから
http://www.billboard.com/articles/columns/rock/8014098/fats-domino-family-statement-death
哀悼の意が書かれたポールのウェブサイトはこちらから
https://www.paulmccartney.com/news-blogs/news/paul-on-fats-domino
「Ain’t That a Shame」の映像はこちらから