今年で6回目を迎えるジャズ・ボーカルの国際コンペティション「サラ・ヴォーン・ジャズ・ボーカル・インターナショナル・コンペティション」が米ニュージャージーにて11月12日に行われ、米ニューオーリンズ在住の新人シンガー、キアナ・ライネルが優勝した。
メジャー・レーベル契約をおこなっていないシンガーを対象に2012年から始まった同コンペティション。優勝者には「SASSY賞」と呼ばれるアワードが贈られ、過去の受賞者には米テキサス出身のシンガー、ジャズメイヤ・ホーン(2015年の『セロニアス・モンク・コンペティション』でも優勝)やフランス人シンガーのシリル・エイメーなどが名を連ねる。
また、今年から審査対象が女性と男性の両方となっており、ニューヨークを拠点に活動するシンガー、ファビオ・ジャカロンが初の男性ファイナリストに選ばれた。
なお、本年度の「SASSY賞」を受賞したキアナ・ライネルには「コンコード・レコード」との独占レコーディング契約権と賞金5000ドル(約56万円)が贈られる。