ドイツの名門レーベル「ECMレコード」は、同社の全カタログを、Apple Music、Spotify、Amazon Musicなどのストリーミング・サービスで配信を開始したことを発表した。
1969年、ドイツ人プロデューサー、マンフレート・アイヒャーによって創設された同レーベルは、ジャズからクラシック、コンテンポラリー・ミュージックまで、幅広い音楽を手掛けることで知られている。
同サービスは、ユニバーサル・ミュージックとの新たなデジタル配信契約によって実現したもので、ECMは以下の公式声明を発表している。
「ECMが推奨するメディアはこれまで通りCDとレコードですが、まず優先すべきことは音楽を聴いてもらうことです。CDやレコードなどのフィジカル・カタログと著作者は私たちにとって極めて重要なものです。しかし、近年、我々ECMとそのミュージシャンたちは、無許可のストリーミングやビデオのシェア、ブートレッグ、非合法ダウンロードなどに悩まされてきました。著作権が正しく尊重される範囲で、我々の楽曲にアクセスできるようにすることが重要だったのです」
ECMの公式声明はこちらから
https://www.ecmrecords.com/public/docs/ECM_and_Streaming.pdf
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