大貫妙子の初期の傑作“ヨーロッパ3部作”の第1弾『ロマンティーク』(1980年)と第2弾『アヴァンチュール』(1981年)が7月25日(水)にアナログ盤で復刻された。
ヨーロピアン・サウンドをコンセプトに制作された両2作。『ロマンティーク』は坂本龍一、加藤和彦、清水信之がアレンジャーとして参加。演奏者としても坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏をはじめ、当時YMOのツアーに参加していた大村憲司、松武秀樹らが名を連ねている。
続く『アヴァンチュール』は、『ロマンティーク』よりも明るくポップなサウンドに仕上げられた作品で、アレンジを坂本龍一、前田憲男、加藤和彦、大村憲司、清水信之らが担当。また、コーラス・アレンジには山下達郎も参加している。
今回の復刻に際して、世界的名匠バーニー・グランドマンがオリジナル・マスターテープからハイスペック音源データをもとに、リマスタリングとカッティングを担当。両タイトル共に完全生産限定盤となっている。
そのほか、大貫本人による最新セルフライナーと、マルチテープに同梱された現存する貴重なトラックシートを復刻掲載。『アヴァンチュール』にはプロデューサー牧村憲一氏の新規ライナーも掲載される。