ジャズ評論家・寺島靖国によるジャズ・エッセイ『JAZZ遺言状』が8月24日(金)にDU BOOKSより発売される。
今年2月に閉店したジャズ喫茶「メグ」の初代オーナーを務め、『スイングジャーナル』『ジャズ批評』『オーディオアクセサリー』などでジャズ/オーディオに関する評論やエッセイを執筆してきた寺島氏。
本書は、雑誌『JAZZ JAPAN』の人気連載『我が愛しのジャズ・アルバム』を書籍化したもので、“辛口・甘口で選ぶ”必聴盤からリフレッシュ盤まで600枚を紹介。
未だ辿り着けないジャズの奥深さ、 歯痒さを本書に綴ったという寺島氏。
本文では、「ジャズはわからないところがあるからこそ、魅力的な音楽なんだと思う。探求してみようという気持ちが働き、結局年がいって不明のまま死んでゆく。死の床でとうとう俺はジャズがわからなかったな、『ワッハハハッ』と笑ってくたばれたら、これに勝る幸せはないんじゃないか」と綴っている。