2018年度「セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション」が、現地時間12月2日、3日に米ワシントンD.C.で開催される。
非営利教育団体「セロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズ」(以下、モンク・インスティテュート)主導のもと1987年からスタートした同コンテストは、“次世代のジャズ・マスター”の発見を目的に創立。
ボーカル、トランペット、サックスなど、開催年ごとに異なる楽器が審査対象となっており、29回目を迎える今年の対象はピアノ部門。
過去にはデイヴ・ブルーベック、クインシー・ジョーンズ、パット・メセニー、ダイアナ・クラールなど、名だたるミュージシャンが審査員を務め、今年の審査員にはハービー・ハンコックも名を連ねている。
コンテストの日程は12月2日に準決勝、12月3日に決勝を予定。優勝者には2万5000ドル(約280万円)の奨学資金の授与と、ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙などの米有力紙での記事掲載、テレビ/Webメディアでの特集、さらにコンコード・ミュージック・グループとのレコーディング契約が保証される。
モンク・インスティテュートの校長、トム・カーター氏は「昨今、ジャズの世界では明らかにたくさんのことが起きている」とし「しかし、それらをワシントンに呼び戻し、このイベントのルーツに戻ることが我々にとっては重要なのです」とコメントしている。
https://monkinstitute.org/competition/2018-piano-competition/