近年、注目を集めるイギリスのジャズ系ムーブメント。そのシーンで活躍するミュージシャンたちを追ったショート・ドキュメンタリー『A London Dance – New Movements In Jazz』が公開された(本編はすべて英語)。
グライム、ブロークン・ビーツ、ダンスホール、ガレージなどの他分野を吸収しながらジャズに新たな解釈を加え、若手ミュージシャンたちを中心に独自の展開を見せるロンドンのジャズ・シーン。
同映像は、「ジャズはその有史以来、ブルースやゴスペルなど違うもの同士を混ぜ合わせてきた。今起きていることはトラディショナルなジャズと現代の音楽の混ぜ合わせなのさ」というコメントとともにスタート。
本編には、ジャズ集団エズラ・コレクティヴのメンバー、フェミ・コレオソ(ds)TJ・コレオソ(b)をはじめ、カマール・ウィリアムス、ポピー・アジュダ、WU-LU、マックスウェル・オーウィン、テオン・クロスなどが出演。自身のジャズ観などを語っている。
同映像の監督を務めたHector Aponysus氏は以下のコメントを残している。
「このシーンで活躍するプレイヤーの大部分は、お互いを長年知り合う間柄で、ともに成長し合っています」「彼らは自分たちが聴いて育った音楽を独自のサウンドに置き換えている。アーティストたちにとって最も重要なことは、それらを“ピュアなジャズ”として押し出さないことです」