ジャズ・ピアニスト/編曲家として活躍した前田憲男氏が、11月25日(日)に肺炎により亡くなった。83歳だった。
1934年、大阪に生まれた前田氏は、幼少から読譜を学び独学でピアノを習得。高校卒業後にはプロとしてデビューし、沢田俊吾とのダブルビーツや、名門ジャズ・バンド、ウエストライナーズとして活躍。
その後もアレンジャーとしての才覚を発揮し、数々のステージやレコーディングに参加。70年代には、『ミュージックフェア』や『題名のない音楽会』などのテレビ番組の音楽も担当した。
80年代には自身がリーダーを務めたウインドブレイカーズを結成。83年にはレコード大賞「最優秀編曲賞」と、日本ジャズ界の最高位とされる「南里文雄賞」を受賞している。
前田氏の通夜は12月4日(火)午後6時から青山葬儀所(東京都港区)にて。また12月5日(水)午前11時からは同所にて告別式がおこなわれる。