投稿日 : 2018.12.05
“セロニアス・モンク・コンペティション”でイスラエルの新鋭ピアニストが初優勝
米ワシントンD.C.で開催された世界的ジャズ・コンテスト「セロニアス・モンク国際ジャズ・コンペティション」(現地時間12月2日〜3日に実施)で、イスラエル人ピアニストのトム・オレン(Tom Oren)がグランプリを獲得した。同コンテストの最高位をイスラエル人が獲得するのは初。
テルアビブ出身のトム・オレン(Tom Oren)はイスラエルの音楽校「Israel Conservatory of Music」を経て、アメリカのバークリー音楽大学などで音楽教育を受けたピアニスト。優勝したオレンには、2万5000ドル(約280万円)の奨学金と、米名門コンコード・レコードとの契約権が授与された。
コンペティションでは、準決勝に進んだ13名の中からオレンを含む3名が決勝に選出。その結果、米ニュージャージー州出身のアイザイア・トンプソンが第2位に、フランス・トゥールーズ出身のマキシム・サンチェスが第3位となった。
なお、今年で29回目となった同コンテストだが、主宰の「セロニアス・モンク・インスティテュート・オブ・ジャズ」が、来年1月から「“ハービー・ハンコック”・インスティテュート・オブ・ジャズ」に変更されることを受け、同コンテストもモンクの名を冠して開催される最後の回となる。