“ビート・サイエンティスト”の異名を持つ米新世代ジャズ・シーンの鬼才、マカヤ・マクレイヴンが、自身の音楽制作の秘訣を語ったショート・ムービーを英メディア「Vinyl Factory」で公開した。
ドラムを主体に、複数の楽器を操るマルチ・インストルメンタリストとしても知られるマカヤ。今年10月には最新アルバム『Universal Beings』を発表している。
今回の映像では、マカヤのホーム・スタジオに潜入。「僕はジャズ・ミュージシャンとして語られているけど、僕の音楽はジャズをはじめ、さまざまな音楽から影響を受けている」「ジャズ・ミュージシャンたちとの即興演奏をはじめ、サンプリングを駆使した音楽制作もおこなっている」など、マカヤ自身が語った音楽制作の過程やその制作風景などが収められている。
「即興演奏から生まれる実験的でおかしな音が好きだ」というマカヤ。「自分を含め、ほかのミュージシャンたちの演奏も素材としてサンプリングしている」「色んな音を試してその中から面白い音を探し出し、それとは対照的なタイトなバンド・サウンドと合わせることでクールなサウンドを生み出すんだ」などと語っている。
またビート・メインキングの際は、機械的なシンセなどのデジタル楽器よりも、ピアノやアコースティック・ベース、ウーリッツァー(電子ピアノ)などのオーガニックで人間味のある楽器を好んで使用していることなども明かしている。