俳優オダギリジョーが長編初監督を務める映画『ある船頭の話』(2019年9月公開予定)。その音楽をアルメニア出身のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが担当することが分かった。
主演を俳優の柄本明が務める本作は、オダギリジョーのオリジナル脚本を実写化した作品で、橋の建設が進む山村を舞台に、川岸の小屋で船頭を続ける主人公トイチ(柄本明)が、ある少女との出会いで人生が変わりだすという物語。
革新的なプレイと音楽性で世界中で称賛されているティグランだが、映画音楽への挑戦は今回が初。昨年2月には、故郷アルメニアのギュムリを想って制作したEP『For Gyumri』をリリースし、同年9月には「第17回東京JAZZ」への出演とソロ公演のため来日している。
「Rays of Light (Official Video)」(『For Gyumri』収録曲)
また、本作の撮影監督は『恋する惑星』などで知られるクリストファー・ドイルが、衣装デザインは黒澤明の映画『乱』でアカデミー賞を受賞したワダエミが担当している。
公開は今年9月。「新宿武蔵野館」(東京都新宿区)ほかにて全国公開。
『ある船頭の話』公式サイト
http://aru-sendou.jp/