英国の老舗ジャズ・クラブ「ロニー・スコッツ(Ronnie Scott’s )」のドキュメンタリー映画『Ronnie’s(仮)』が、2020年を目処に公開予定であることを、米『バラエティ』誌が報じている。
英映画会社Goldfinchによって制作された本作は、創設者のロニー・スコットの足跡、貴重なアーカイヴ映像、関係者のインタビューとともに、同クラブが現在に至るまでの歴史を追った作品。
「近年、多くのプロデューサーがアプローチしてきたが、我々は60周年を迎えるタイミングで、大手がコミットしてくるのを待っていた」と語るのは、同クラブの責任者サイモン・クック氏。
同氏は、「我々はロニー・スコッツが世間に認識されることを強く意識している。なので今回、ロニー・スコッツに関するすべての物語を多くの人たちに観せることができて嬉しく思う」と述べている。
ロンドンのソーホー地区に位置する同クラブは、戦後のニューヨークのジャズ・クラブに感銘を受けた英サックス奏者のロニー・スコットとピート・キングによって1959年に設立。60年という歴史の中で、カウント・ベイシー、エラ・フィッツジェラルド、マイルス・デイビスといったレジェンドたちをはじめ、数々の名演が繰り広げられてきた。
「Ronnie Scott’s」ウェブサイト
https://www.ronniescotts.co.uk/