スイスで長く開催されてきた「モントルー・ジャズ・フェスティバル*」のスピリットを引き継ぎ、2015年から東京でも開催されてきた「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン」(以下MJFJ)。2019年は恵比寿ガーデンホールから東京・日本橋三井ホールに会場を移して開催されることが発表されていたが、第一弾の出演アーティストとして、ブラジルの歌姫マリーザ・モンチの出演が発表された。
マリーザ・モンチは、ブラジル・リオデジャネイロ出身のシンガー・ソングライター。1989年のデビュー以来ブラジリアン・ポピュラー・ミュージックを中心に、サンバ、ロックなどの要素も取り入れたジャンルレスなサウンドで「現存のブラジルのシンガーとして最も重要な存在」(ローリング・ストーン誌ブラジル版)と評されたほど。
近年はアルナルド・アントゥネス、カルリーニョス・ブラウンとのユニット「トリバリスタス」名義でも活動を再開。マリーザ本人の来日公演は1992年、2007年に次いで3度目、12年ぶりとなる。
同フェスの開催は2019年10月12(土)〜14日(月・祝)。マリーザの出演日程やチケットの詳細などは、以降の情報公開で明らかにされる予定。
詳細:モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019
*「モントルー」は、スイス・レマン湖のほとりにあるヨーロッパ有数のリゾート地。その景観の美しさから「天国のリビエラ」という名称でも知られる。音楽プロデューサー、クロード・ノブスの呼びかけにより同地でモントルー・ジャズ・フェスティバルがスタートしたのが1967年のこと。以降50年以上の間にクインシー・ジョーンズ、マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンスなどのトップ・アーティストたちが出演し、その名を知らしめてきた。現在も6~7月にかけて2週間ほどの期間で開催され、毎回25万人以上の観客を集める世界有数のジャズフェスティバルに成長している。