日本の“ブラジル音楽ファン”は世界で最も悲運である。つまり、こういうことだ。「こんなにブラジルが好きなのに、神様はなぜ、ブラジルから最も遠いこの場所(日本)に俺を誕生させたのか」と。こうなるともう、距離を“情熱”で埋めるしかない。だとすると、日本のブラジル音楽ファンは「世界で最も熱心なファン」と言えるかもしれない。
そんな我々に対して、ときに「“ブラジル”が向こうから丸ごとやって来る」こともある。まあ、“丸ごと”は言い過ぎだが、この秋に開催される『モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2016(以下 MJFJ 2016)』は、ちょっとした“ブラジル音楽まつり”の様相を呈しているのだ。
もちろん、MJFJ2016に出演するアーティストはブラジル人だけではない。魅力的なミュージシャンが世界各国から来訪し、日本からも選りすぐりのアーティストが出演するのだが、この緊急企画においては、MJFJ2016の“ブラジル音楽”にのみスポットを当ててみたい。なにしろ悲運な我々が、このチャンスを逃すわけにはいかないのだ。
というわけで、このビッグウェーブにどう対処すればいいのか、その筋のスペシャリストに訊いた。ご存知の方も多いであろう、中原仁さんである。ブラジル音楽のみならずワールドミュージック全般にわたって日本屈指の見識と経験を持つ人だ。詳細なプロフィールはこの記事の別項をご覧いただくとして、このお方は、50回もブラジルを来訪している。ってことは、距離的には「地球を50周した人」だ。もう、それだけで偉人なのだが、そんな人でさえも、今回のMJFJ2016には「興奮する」という。
——まずは、今回のMJFJ2016のプログラムですが、恵比寿ザ・ガーデンホール(東京都目黒区)で、3日間の日程で開催されます。そこから“ブラジル人ミュージシャン”のみ抽出すると、2日目と3日目が対象になりますね。
「はい。これ本当に素晴らしいメンバーですね」
——誤解のないように言っておきますが、1日目も素晴らしいですよ(笑)。ただこの企画は「MJFJ2016の“ブラジル音楽”を語り尽くす」という趣旨なので。
「ちなみに2日目は、ジャイルス・ピーターソン率いる、ソンゼイラ・ライブ・バンド。3日目はカエターノ・ヴェローゾとテレーザ・クリスチーナですね」
「そうですね。来日公演は11年ぶり。今回で4回目になります」
——いまさら説明の必要もないくらいの偉人ですが、念のため説明しておきますと、カエターノ・ヴェローゾは1942年生まれのシンガー、ソングライター、ギタリスト。国際的な活躍をしているブラジル人ミュージシャンの筆頭格で、アメリカのグラミーも獲得しています。世界中のポピュラー音楽にも影響を与えていて、その作風の幅広さも大きな特徴です。ちなみに中原さんが、今回のカエターノのステージの“最大の見どころ”を挙げるなら?
「今回のカエターノは、“弾き語りのソロ公演”ってところが、ものすごく重要です」
——過去に日本のライブで“全編ソロの弾き語り”はなかった?
「ないです。これは初めてのことです。過去3回の来日公演は、いずれもライブの中盤に弾き語りがあって、そこがもう、ファンにとってはたまらないポイントだったんですね。ところが今回はなんと、すべてソロの弾き語りで聴ける。これは本当に凄いことです」
——カエターノは音楽的な幅が広いし、いろんなスタイルで表現できる人ですけど、多くのファンは、やっぱり「ソロの弾き語り」を求めているんですね。
「そうですね。74歳とは思えない甘い声で、自分の名曲を綴れ織りのように弾き語るという、あのスタイルを求めていると思いますよ。まさにファン待望と言っていいんじゃないですかね」
——どんな曲をやるのか? ってところも気になりますね。
「気になりますねぇー」
——カエターノのレパートリーって、ものすごい数あると思うんですが「ソロの弾き語りで、これを聴きたい」っていうのはありますか? 中原さん的に「これを演ってくれたら、俺は泣いてしまうかもしれない」っていう1曲(笑)。
「うわぁ~!これは難しい。いや困ったな(笑)。まあ、聴きたい曲は、過去のコンサートの弾き語りで、おおむね聴いてきたと思うんですけど。聴いたことない曲で、やってほしいのは……、う~ん、何があるかなぁ。普通だったら“コラサォン・ヴァガブンド”とか“レオンジーニョ”とか……」
——先生、迷い過ぎですよ。
「よし、決めた。『シネマ・トランセンデンタル』ってアルバムに入ってる“トリーリョス・ウルバーノス”っていう曲」
——まあ、ここで悩んで決めたところで、演ってもらえるわけじゃないですけどね(笑)。どんな曲なんですか?
「カエターノの生まれ育った町の原風景を歌った、しかも映画的な描写の歌。歌詞も含めて、すごく自分のイマジネーションを刺激してくれる曲なんです。これがすごく好きでね…。昔のノンサッチ盤では弾き語りで歌っていて、これをやってくれたら嬉しいなぁ。しかも、自分がまだカエターノの故郷であるサント・アマロには行ったことがない。想像では何度も思い描いてますけどね(笑)。それをソロの弾き語りで、生で見ることができたら、ちょっと嬉しいというか、痺れますね」
——ここでアピールしておけば、やってくれるかもしれないですよ。MJFJ2016に出演前、大阪公演もありますし。
「はい。私は東京と大阪、両方とも行きます。チケットは早々に買いました(笑)」
——さすがですね。
サンバ誕生100年。そして次の100年を
歩み出す“新生ラパのミューズ”が降臨
——カエターノと同じ日にテレーザ・クリスチーナも出演しますね。彼女も有名なシンガーですが、来日公演は初ですか?
「いや、13年前だったかな? 日本でライブをやってますよ」
——それって、もしかして中原さんが関与してます?
「はい。初来日の当時はテレーザ・クリスチーナ&グルーポ・セメンチというバンドでのライブでした」
——今回のステージはデュオですね。
「そうですね。彼女の最新作は『テレーザ・クリスチーナ、カルトーラを歌う』っていう内容で、ボーカルのテレーザと7弦ギターのデュオなんですよ。今回のライブも、この作品に即した内容になるんじゃないかな、と予想しています」
——なるほど。彼女はブラジルでは有名ですが、日本ではまだそれほど浸透していない気もします。テレーザってどんなシンガーなんですか?
「リオ・デ・ジャネイロの中心部に、ラパという地域があるんですね。そこは1930~40年代にライブハウスやバー、遊郭みたいなものがあった場所で、いわゆる歓楽街ですね」
——その時代、まさにサンバの全盛期ですよね。
「そう。マランドロと言われている“ならず者”みたいなサンバの歌手やコンポーザーが、夜な夜なラパに集っていた。いわばリオ庶民の社交場であり、街角文化の発信地だったんです。ところが、その地域がいつしか老朽化して荒廃して、治安も悪くなっていった。そんなエリアを、90年代の終わりくらいからリオ市がプッシュして、もう一回、この地域を活性化させようと動き出したんです。で、古い建物を残しつつ、中を改装して、そこにライブハウスとかレストランとかバーがどんどんオープンして、新生ラパが誕生したんです」
——そこは、新たな音楽文化の発信地になったんですか?
「当然、新しいライブの場所ができれば新しい世代のミュージシャンも登場する。その中の一人に、テレーザがいました。まだ新生ラパが注目される前。ちょうど、ラパのリノベーションが始まった頃に、そこで活動を始めたのがテレーザ・クリスチーナと、当時一緒だった4人組、グルーポ・セメンチだった。かつてナラ・レオンが“ボサノバのミューズ”と呼ばれたように、ラパの“新世代サンバのミューズ”と言われたのが、テレーザなんです」
——時期的に見ても“新世紀の”サンバ・ヒロインと呼べるようなタイミングですね。
「そうですね。私が初めてテレーザと会ったのが2002年。その時すでにかなりの人気がありました。ちょうど初めてのアルバムを出すことが決まったというタイミングでした」
——その頃のライブはどんな印象でした?
「僕が見たのはセメンチというお店でのライブでね、本当に小さなお店でしたよ。セメンチというのは“種(タネ)”という意味なんですけどね」
——あ、さっきのグルーポ・セメンチって……
「その通り。グルーポ・セメンチは、この店名に由来しているんです。その日は、すごい賑わいで。若いお客さんが結構いるんですね。まずそのことに驚いた。しかも、古いサンバとか聴かなそうな雰囲気の若者がいるんです。イパネマとかコパカバーナとか南部の高級住宅街に住んでいるようなアッパーミドルクラスっぽい若者が、わんさか来ていて。その子たちが、テレーザが歌う古いサンバの曲を大合唱しているんですよ。僕はブラジルに通い始めて30年以上経ちますが、あの光景を目の当たりにした時に“サンバの地殻変動が起きている”という強い印象を受けました。いい意味で、ものすごいショックでしたね。それ以来、僕は彼女に注目していたんですが、彼女はどんどんメジャーになっていって、カエターノ・ヴェローゾもそうですけど、ブラジルポップの女王マリーザ・モンチも後見人みたいになって、積極的にプッシュした」
——そして今ではすっかりメジャーな大スターになった、と。彼女がラパで頭角をあらわす以前は、別のところで音楽活動を行っていたのでしょうか?
「サンバの歌手って、基本的に、リオのカーニバルに参加するサンバチームに属しているんです。つまり、本拠地がある。そこは貧しい地域だったりもするんだけど、子供の頃からサンバを聴いて、踊って、母親の胎内にいるときからサンバを聴いているような人たちが多いんです。ところが、彼女の場合は少し違っていた」
——音楽とは違う世界にいた?
「そうですね。歌は好きだったけど、普通に社会人として音楽以外の仕事をしていた。ポルテーラという名門のサンバチームがあるんですけど、そこの門戸を叩いて、長老たちから手ほどきを受けて育っていった。本当に基礎から教わって、学んで、歌うようになったという、そういうユニークなヒストリーがあります」
——ちなみに、新生ラパの現在はどんな状況なのでしょうか?
「今すごいんですよ。50人のライブハウスもあれば、3000人を収容するような大型クラブもある。で、伝統的なサンバやショーロを聴かせるイベントもあるし、ロックやファンクやヒップホップ、レゲエ、あらゆる音楽が演奏されてますね。歩道も車道も人でいっぱい。渋谷どころの騒ぎじゃない。若者たちで賑わっています」
——テレーザがそこまで人気を獲得した要因は何だと思いますか?
「デビューした頃はね、歌い方が、やや素っ気ないというか“ぶっきらぼう”だった。これは誤解してほしくないんだけど、決して下手っていうことじゃないんです。彼女の歌唱にはそういう特徴があったんですね。現在はまた違いますけど、少なくともデビューした頃はそうだった。その歌い方と佇まいがね、当時は新鮮に響いたんじゃないかな、と。同時に、子供の頃からサンバを聴いて育ったわけじゃないんだけど、伝統的なサンバに対する敬意があって、それを同世代の仲間のミュージシャンたちと真摯に表現していた。伝統的な楽器編成で古い曲を歌っていても、何か新しさがあったんですよ。それは世代特有のものかもしれないし、彼女の突出した個性によるものなのかもしれないし。とにかく、彼女には特別な才能と魅力があった、ということなんでしょうね」
——彼女の一体何が、聴衆を惹きつけるのか。確かめてみたくなりました。ちなみに今回のテレーザのステージに何を期待していますか?
「今回、彼女が歌うであろうレパートリーなんですが、カルトーラという、まあ、サンバ界のレジェンドですよね。そんな巨匠の名曲を歌う、というのが大きな見どころ。カルトーラの音楽はオーセンティックでピュアなサンバなんだけども、サンバの枠を超えて、ブラジルの人の心に届くという不思議な説得力を持っています」
——カルトーラ。サンバの世界では伝説的なミュージシャンですね。
「日本でも、コアなサンバファンではないけれどカルトーラを聴いている、っていう人は結構いますよね。そういう珠玉のレパートリーを歌う、というのが今回の大きなポイントになるでしょうね」
——編成は、ギターとのデュオ。歌唱を堪能できますね。
「今回のアルバムとか聴いてると、キャリアを積んだだけあって、彼女の十数年間の音楽人生の年輪みたいなものが出ているんですね。すると途端に、樹齢何百年みたいなカルトーラの音楽と、彼女自身の現在が、この2016年にシンクロした感じがしましてね。今回はそれを生で聴ける、体感できる、というところが嬉しい。これまでカルトーラの音楽に親しんできた人も、彼女の歌を通して聴くことによって、また新たな発見があると思うし、僕自身も、そこを大きな楽しみにしています」
音楽の楽園からやってきた
スーパースター集団
——2日目に出演するソンゼイラ・ライブ・バンドですが、このメンバー、中原さんはどうご覧になります?
「素晴らしいメンバーですねぇ(笑)」
——まず、このソンゼイラ・ライブ・バンドとは何か? って話なんですけど、そもそもジャイルス・ピーターソンのアルバム『ブラジル・バン・バン・バン』という作品があって、そのレコーディングにブラジル人ミュージシャンを起用した。で、その模様は同名のドキュメンタリー映画にもなりました。
「そうですね。基本的には、そのレコーディングに参加したメンバーを中心に、新たなメンバーも加えつつ、今回の“ソンゼイラ・ライブ・バンド”が組成されていますね」
——一応、そのメンバーを読み上げますね。マルコス・ヴァーリ、マイラ・フレイタス、ガブリエル・モウラ、ニーナ・ミランダ、パトリシア・アルヴィ、ロバート・ギャラガー、カシン、ダニーロ・アンドラーヂ、ゼロ、ステファン・サンフアン。以上、10名。どうです?
「いいねぇ。ワクワクしますねぇ」
——まず、普通に“バンドメンバー”としてマルコス・ヴァーリの名前が入ってるところがすごいですよね。
「大御所だもんね。マルコス・ヴァーリは何度も来日してますけど、最初はソロで、その後は自分のバンドを連れてきての公演だった。つまり、こういった体裁のプロジェクトで、グループのいちメンバーとして参加するなんてことはなかった。しかも、クラブ的なスタンディングの空間でマルコスがライブをやるのは、日本初なんじゃないですかね。これまでとは全く違う見え方、聴こえ方がするのではないのかな」
——しかも、あの『ブラジル・バン・バン・バン』のソンゼイラ・プロジェクトがライブバンドとして客前に出る、っていうのは世界初。たぶん、最初で最後なんじゃないか、とも言われてますね。
「しかも1日だけ。贅沢な話ですね。これは見逃したくない」
——特に、中原さんの胸がときめくメンバーは誰ですか?
「マルコス・ヴァーリは言うまでもないんですが、個人的には……ガブリエル・モウラかな。なんせ、あのセウ・ジョルジを見い出した男ですからね」
——今回はボーカル&ギターで参加します。彼の血統もすごいですね。
「そう、パウロ・モウラの甥です。音楽一族の血筋なんだけど、ストリートの感覚というのかな、そういう柔軟性も持ち合わせている。たとえば、サンバの伝統をちゃんと受け継ぎながら、そこにファンクをミックスしたり、ヒップホップ的な表現をしてきた人でもある」
——そして、優れた詩人でもありますね。
「その通り。わかりやすい派手さはないですが、ものすごく重要。私としては、彼が来てくれることが本当に嬉しい」
——女性メンバーで気になるのは?
「マイラ・フレイタスですね。彼女は、ジャイルスの作品には参加していませんが、これまたサンバ界の重鎮であるマルチーニョ・ダ・ヴィラの娘であると同時に、ピアニストでもある。弦楽器を弾きながら歌う人は多いですけど、ピアノをきちんと弾けて、なおかつサンバを歌える人っていうのは意外と少ないんですよ。そういう意味でも非常に面白いプレイヤー。楽しみですね」
——このバンド最大のキーパーソンは、もちろん、プレゼンターのジャイルス・ピーターソンということになるのですが、バンドの中にいてジャイルス的な視点でディレクションを行っているのが、カシンです。彼と中原さんは、かなり親しい仲だとか。
「かれこれ15年以上の付き合いになるのかな。仕事もいろいろ一緒にやってきました。実際のところ『ブラジル・バン・バン・バン』でも、ジャイルスがカシンを介して、いろんなミュージシャンをブッキングしていったという経緯もあって、今回のバンドでも非常に重要な役割を担っています」
——カシンはすでに何度か日本でライブを行っていますね。
「そうですね。モレーノ、ドメニコ、カシンの通称“プラス2”と言われる新世代ユニットで、日本に何度も来ています。今はそれぞれ単独でやってますけど、みんなカシンを含めて3人ともプロデューサーとして活躍しているし、そこからまた新しいリオのオルタナポップのシーンが生まれている。そんなカシンのプロジェクトに参加してきたのが、ステファン・サンフアン」
——今回、ドラムスで参加しますね。
「彼はスペイン系のフランス人なんだけど、10年以上前からリオに移り住んでいます。アフリカにしばらく住んでいて、アフリカのミュージシャンと活動していた時期もあるんですね」
——どのメンバーも個性的だし、メンバーそれぞれが自分名義のアルバムを出していたり、自分のバンドを率いているようなスター選手ばかりですね。
「そうなんですよ。何より楽しみなのは、この人たちが、ひとつのバンドでプレイしたときに、何が起きるのか? これだけの手練れのミュージシャンたちを、カシンとジャイルスがどう見せるのか? そこも面白さのひとつですね」
——ソンゼイラは、ひとつの演目で“たくさんの有名プレイヤーを観れる”っていう、おトク感があるし、ブラジル音楽の陽気で肉体的な側面を堪能できる。その一方で、カエターノはたったひとりで、叙情的かつ官能的なブラジル音楽の神髄を見せてくれる。そしてテレーザは連綿と続くサンバの伝統を、ステージ上に蘇らせる。これらをすべて体感することで、ブラジル音楽に対する理解と“楽しみ方”は相当深まると思いますね。
「そこは、ご本家モントルー・ジャズ・フェスティバルの長い歴史とも、シンクロしていて、非常に感慨深いですよ。つまり、モントルー・フェスでは必ずと言っていいほどブラジル音楽が一定の位置を占めてきたんです。70年代の終わりくらいにブラジルナイトが始まって、それがモントルーの中でも人気プログラムになっていきましたね。70年代終わりから80年代初めにかけては毎年のように『モントルー・ブラジルナイト』のライブ盤とかも出ていました。その経緯を考えると、モントルー“ジャパン”でブラジル音楽をきちんとやる、っていうのは、伝統に則った采配。正しいスタンスだと思いますね。なにより、社会的なインパクトのある大きなイベントにブラジル音楽がある、っていうことが、私としては非常に嬉しいですね」
中原 仁 ◆ Jin Nakahara
音楽・放送プロデューサー/選曲家
1985年以来50回近くリオを訪れ、取材のほか、現地録音のCD約15タイトルの制作に従事。J-WAVEの長寿番組「サウージ!サウダージ…」などラジオの番組制作/選曲、コンピレーションCDや空間BGMの選曲、イベントやライブの企画プロデュースを行ない、ライター、DJ、MC、カルチャーセンター講師もつとめる。共著の新刊書『リオデジャネイロという生き方』(双葉社)発売中。
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