今年1月に「サンダンス映画祭 2019」でプレミア上映された、故マイルス・デイビスの新たなドキュメンタリー映画『Miles Davis: Birth Of The Cool』。そのトレーラー映像が公開された。
マイルスの生涯とそのキャリアを追った同作は、マイルスの遺産管理団体の協力のもと昨年の夏から制作がスタート。監督はエミー賞受賞のスタンリー・ネルソン・ジュニアが務めている。
本編には、これまで未公開だったレア写真やスタジオでのレコーディング・セッションをはじめ、クインシー・ジョーンズ、サンタナ、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、音楽プロデューサーのクライヴ・デイヴィスによる新たなインタビューなども収録。
監督のスタンリー・ネルソン・ジュニアは、本作について以下のようにコメント。
「マイルスは、人生、愛、音楽においてさえ、孤独な男でした。マイルスは、“麻薬に溺れた天才”としてしばしば語られますが、努力の男として、またクラシック音楽を深く研究/理解した男であったことは、あまり語られていません」
「この作品では、彼の生い立ちや音楽手法、交友関係、彼の中の悪魔を探り、彼がどのようにジャズを再定義してきたのか。彼を取り巻く神話や伝説の背景とともに解き明かしていきます」
本作は、今年の8月下旬を目処に米国での公開を予定(現在、日本での公開は未定)。