米サックス奏者のジェームス・カーターが、ブルーノート・レコードからのデビュー作『James Carter Organ Trio: Live From Newport Jazz』を8月30日(金)に発売する。
本作は、オルガン・トリオで出演した昨年の「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」での公演を収めたもので、ジャンゴ・ラインハルトによって作曲された、または彼に関連した6つの楽曲を収録。いわゆるジャズの伝統を踏襲するのではなく、“人々の音楽であったジャズの伝統”がテーマとなっているという。
カーターは、オルガン・トリオにこだわった理由を以下のように語っている。
「デトロイト(彼の出身地)で育っていれば、誰もがブルーノートのオルガン・サウンドを聴いているはず。ビーンズやリブステーキを焼いてるときにジミー・スミスを耳にしたりね。オルガン・サウンドはアフリカ系アメリカ人のルーツの一端を担っているんだ。これらはスピリチュアル・ジャズからソウル、ネオ・ソウルへと繋がり、僕らの魂を表現する不可欠な要素になっている」
現在、収録曲の「Melodie Au Crepuscule」が先行配信されている。