フォー・テット『Morning / Evening』

現在、エレクトロニック・ミュージック・シーンにおいてもっとも期待されている最重要人物、フォー・テットがニューアルバムをリリース。
97年、ポスト・ロック・バンド、フリッジのギタリストとしてデビューし、フォー・テット名義では＜Domino＞＜Text＞などからこれまでに多くの作品を発表。近年は、レディオヘッドのリミックスを手がけたり、中東ではお馴染みの民族舞踏“ダブケ”をダンス・ミュージックに昇華させたシリアのスーパースター、オマール・スリマンのプロデュースを手がけるなど精力的に活動をしている。トム・ヨークをはじめ、ザ・エックスエックスやエイフェックス・ツインからも絶大な信頼を得ており、フォークトロニカは彼がいなければ存在しなかっと言われるほど。
『Morning/Evening』と題された本作は、前作『Beautiful Rewind』から約1年半ぶり通算8枚目となるアルバム。昨年8月から今年2月の間にセルフ・プロデュースで制作され、それぞれ約20分という長尺トラック「Mornig Side」「Evening Side」の2曲が収録されている。なお、本作品のCD化は全世界で日本のみとなっている。