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ジ・インターネット『Ego Death』

シド・ザ・キッドとマット・マーティアンズによるジ・インターネットの通算3作目。2011年のファースト・アルバム『Purple Naked Ladies』は、タイラー・ザ・クリエイター率いるOFWGKTA軍団から生まれた注目のオルタナR&Bアルバムとして話題を呼び、セカンド・アルバム『Feel Good』は生演奏の比重が増して、ソウル/ファンクやジャズ/フュージョン、ブギーの要素が強くなった。タイラー・ザ・クリエイターほか、ジャネール・モネイ、ヴィック・メンサ、ケイトラナダらがゲスト参加するこの『Ego Death』は、『Feel Good』の路線がさらに進み、6人組バンドとしてのアルバムとなっている。ネオ・ソウル調の「Under Control」や「Something’s Missing」、オーガニックな雰囲気の「Penthouse Cloud」あたりが、新生ジ・インターネットのバンド・サウンドとしての在り方を示している。一方、「For The World」や「Get Away」など、初期に顕著だったクールでアンビエントな雰囲気はさらに洗練されており、シャーデーから現在のライなどへ受け継がれるメロウ・サウンドとも共振する。

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