ドラマーのロバート“スパット”シアライトと、パーカッショニストのネイト・ワースによるユニット“ゴースト・ノート”のデビュー作。アフリカやラテン、そして心臓の鼓動など、様々なリズムを重ね合わせたポリリズム的なビートを、二人の打楽器奏者が叩き出し、独特な“うねり”を生み出していく。さらにスナーキー・パピーのスライフィフスアヴェニューやエリカ・バドゥのバンドで活躍するクレオン・エドワーズなども参加して、ファンク、テクノ、ワールド・ミュージックなどが、まさにゴッタ煮になったようなサウンドが繰り広げられている。リズムの渦がぐるぐると回り、大きなボリュームで聴くと、そのトランス感が気持ちいい。“ゴースト・ノート”とは、主にドラムなどで、聞こえるか聞こえないかわからないような小さな音のことで、だがこれによって全体のサウンドの印象が大きく変わってきたりするのだが、そんなゴースト・ノートもタップリちりばめられた、ドラムとパーカッションによる様々な“歌“が詰め込まれた作品だ。
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