投稿日 : 2019.10.07
クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーが死去
英バンド「クリーム」のメンバーとしても知られた英ドラマー、ジンジャー・ベイカーが、10月6日に亡くなった。80歳だった。
近年ベイカーは健康状態が悪化しており、2016年のツアーも中止。翌年には、心臓の手術を受け、今年9月には、“深刻な病状”のため入院したことが彼の家族によって伝えられていた。
ジンジャー・ベイカー(本名:ピーター・エドワード“ジンジャー”ベイカー)は、1939年英ロンドン生まれ。10代でドラムを始め、1966年にエリック・クラプトンとジャック・ブルースに出会いクリームを結成。
わずか3年の活動期間で4枚のアルバムを残し、全世界で3500万枚以上のアルバム・セールスを記録した。解散後、クリームは1993年に「ロックの殿堂」入りを果たし、2005年には、再集結公演を英ロンドンの「ロイヤル・アルバート・ホール」と米ニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン」で実施した。
解散後は、ソロ・デビュー作『Ginger Baker at His Best』を発表。短期間ながらもクラプトンらとの新バンド、ブラインド・フェイスにも在籍し、自身のジャズ・ロック・グループ、ジンジャー・ベイカーズ・エアフォースやベイカー・ガーヴィッツ・アーミーを主導。ほかにもビル・フリゼールとチャーリー・ヘイデンとのジャズ・トリオなど、数々のプロジェクトで精力的に活動した。
2014年にはアルバム『Why?』を発表。これが彼の遺作となった。
今回の訃報を受けSNSでは、ジャック・ブルースやポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ミック・ジャガー、フリー(レッチリ)、クエスト・ラブら、音楽界の大物たちから数多くの追悼のコメントが寄せられている。
The Bruce family would like to extend their sincere condolences to Ginger Baker’s family, friends and fans. Surviving a love hate relationship, Ginger was like an older brother to Jack, their chemistry was truly spectacular. RIP Ginger, one of the greatest drummers of all time ❤️ pic.twitter.com/G9Pl4Qecdp
— Jack Bruce (@jackbrucemusic) October 6, 2019
Ginger Baker, great drummer, wild and lovely guy. We worked together on the ‘Band on the Run’ album in his ARC Studio, Lagos, Nigeria. Sad to hear that he died but the memories never will. X Paul pic.twitter.com/Rne4tn6A2i
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) October 6, 2019
Sad news hearing that Ginger Baker has died, I remember playing with him very early on in Alexis Korner’s Blues Incorporated. He was a fiery but extremely talented and innovative drummer. pic.twitter.com/tZg3IGwP4Z
— Mick Jagger (@MickJagger) October 6, 2019