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クリームのドラマー、ジンジャー・ベイカーが死去

ジンジャー・ベイカー

英バンド「クリーム」のメンバーとしても知られた英ドラマー、ジンジャー・ベイカーが、10月6日に亡くなった。80歳だった。

近年ベイカーは健康状態が悪化しており、2016年のツアーも中止。翌年には、心臓の手術を受け、今年9月には、“深刻な病状”のため入院したことが彼の家族によって伝えられていた。

ジンジャー・ベイカー(本名:ピーター・エドワード“ジンジャー”ベイカー)は、1939年英ロンドン生まれ。10代でドラムを始め、1966年にエリック・クラプトンとジャック・ブルースに出会いクリームを結成。

わずか3年の活動期間で4枚のアルバムを残し、全世界で3500万枚以上のアルバム・セールスを記録した。解散後、クリームは1993年に「ロックの殿堂」入りを果たし、2005年には、再集結公演を英ロンドンの「ロイヤル・アルバート・ホール」と米ニューヨークの「マディソン・スクエア・ガーデン」で実施した。

解散後は、ソロ・デビュー作『Ginger Baker at His Best』を発表。短期間ながらもクラプトンらとの新バンド、ブラインド・フェイスにも在籍し、自身のジャズ・ロック・グループ、ジンジャー・ベイカーズ・エアフォースベイカー・ガーヴィッツ・アーミーを主導。ほかにもビル・フリゼールとチャーリー・ヘイデンとのジャズ・トリオなど、数々のプロジェクトで精力的に活動した。

2014年にはアルバム『Why?』を発表。これが彼の遺作となった。

今回の訃報を受けSNSでは、ジャック・ブルースやポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ミック・ジャガー、フリー(レッチリ)、クエスト・ラブら、音楽界の大物たちから数多くの追悼のコメントが寄せられている。

 

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