投稿日 : 2019.12.06
松浦俊夫(DJ/選曲家/プロデューサー)が選ぶ 2019年ベストアルバム
DJ/選曲家/プロデューサー。1990年、United Future Organization (U.F.O.)を結成。5作のフルアルバムを世界32ヶ国で発表し高い評価を得る。2002年のソロ転向後も国内外のクラブやフェスティバルでDJとして活躍。またイベントのプロデュースやファッション・ブランドなどの音楽監修を手掛ける。2013年、現在進行形のジャズを発信するプロジェクトHEXを始動させ、Blue Note Recordsからアルバム『HEX』をリリース。2018年、イギリスの若手ミュージシャンらをフィーチャーした新プロジェクト、TOSHIO MATSUURA GROUPのアルバムをワールドワイド・リリース。
InterFM897 / Radio Neo “TOKYO MOON”(毎週日曜17:00)、Gilles Peterson’s Worldwide FM ”WW TOKYO”(第1&3月曜20:00) 好評オンエア中。http://www.toshiomatsuura.com
Brad Mehldau
『Finding Gabriel』
Ashley Henry
『Beautiful Vinyl Hunter』
幼少の頃からアナログを集めていたというレコード・マニアの側面を自身初のスタジオ・フル・アルバムのタイトルにした、現在のUKオルタナティヴ・ジャズの震源地である南ロンドン出身のアシュリー。キーヨン・ハロルド、モーゼス・ボイド、マカヤ・マクレイヴン、ビンカー・ゴールディングなど米英の新世代の実力派ミュージシャンを迎えて作り上げたUKジャズ最新形。ソランジュの「クレーンズ(イン・ザ・スカイ)」はダンスフロアーでもよく映える。アメリカにも進出?
Nerija
『Blume』
メンバー7名中、6名が女性。そしてその全員が、30年近くに渡りイギリスのアフリカ系コミュニティと女性に音楽教育の機会を増やすことに力を入れてきたアーティスト開発プログラム「トゥモローズ・ウォーリアーズ」出身という、現代の多様性社会を体現するジャズ・アンサンブル。デビュー・アルバムが英インディ・ロックやエレクトロニカの名門であるドミノ・レコーズからリリースされたことでも、今のUKオルタナティヴ・ジャズの勢いを感じる。力強いホーンとアフロ・カリビアンの影響大なファンク・ビートはもはや性別を語ることに意味を持たないかもしれない。しかしながら時折見せる優しいハーモニーに母性を感じることは特に記しておきたい。
〜お知らせ〜
12月13日(金)
CLUB100 (One Hundred)
THE LAST DANCE
■DJs : TOSHIO MATSUURA & TR(:SYNTHESIZE)
■VISUAL & ARTS : KAZUYA KITAOKA / ATSUSHI TEZUKA / YUSUKE ISAO / HIROTAKA BUNYA
■22:00 – 04:00
■ADMISSION:2,000YEN
店内禁煙(喫煙所あり)
0 -ZERO-
東京都渋谷区渋谷2-9-13 AiiA ANNEX Bid. B1F
B1 2-9-13 SHIBUYA SHIBUYA-KU, TOKYO
INFO : 03-3797-9933
http://aoyama-zero.com