投稿日 : 2016.03.25 更新日 : 2018.02.20
【ハイレゾで聴きたい】ハイレゾ音源を聴くには
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室内のスピーカーやステレオで楽しむのならば、いくつかのパターンが考えられる。ひとつは、PCをプレーヤー代わりとしてUSB-DAC(USB入力端子を備えたデジタル/アナログ変換機器)を追加し、ステレオ機器に接続する方法。余っているノートPCなどをハイレゾ再生専用に回してもいいだろう。もうひとつは、思い切ってハイレゾ対応コンポを新調するという方法。大手メーカーからさまざまなタイプのコンポが発売されている。選ぶ際には<Hi-Res>マークの有無や対応を確認しよう。手持ちのスピーカーやヘッドフォンが<Hi-Res>マーク付きではなくても、ハイレゾらしさは実感できるが、新たに<Hi-Res>印の対応機が導入できれば、モアベターであることは言うまでもない。
CASE.1 アプリを使う
オーディオ専業メーカーのオンキヨーが開発したミュージックアプリ「Onkyo HF Player」は、高精度のイコライザーや自社製ヘッドフォンに合わせたイコライザーモードを装備するほか、MP3やAACなどの圧縮音源も高品質に再生するモードを装備。ハイレゾ再生に対応した「HDプレイヤーパック」(有料¥1,200)は、FLACやWAV、DSDなどのハイレゾフォーマットをiOS端末で楽しむことができるスグレモノ。なお、Android版も頒布されている。
CASE.2 ハイレゾ対応スマホを使う
数あるハイレゾ対応のなかでもXperia Z5は、周囲のノイズを最大約98%カットしてくれることと、Bluetoothでもハイレゾと同等の高音質が楽しめるモード「LDAC」機能の搭載が売り。Bluetooth対応ヘッドフォンを使えばワイヤレスでもより鮮明なハイレゾ音源が楽しめる。また、各種PCM音声やDSDに対応しているところも先進的。接続したヘッドフォンに応じて最適なイコライジング補正をしてくれるヘッドフォン自動最適化機能も嬉しい。
CASE.3 専用ハードウェアを使う
ハイレゾ音源を聴くために作られた設計のため、音質の良さが一番の売り。また、モバイル端末になると1曲あたりのデータがMP3よりも大きくなるため、写真や動画が入っているスマートフォンでは容量が少し不安。専用機にはSDカードを入れられるタイプもあるので、より多くのハイレゾ音源を持ち運ぶことが可能だ。下記では、ハイレゾが聴ける専用機種のなかからオススメを紹介。予算は5万円代~10万円代、屋外で聴く場合と屋内で聴く場合を想定。番外編として超高級機種も紹介。
ハイレゾが聴けるオススメ製品
High-resolution audio players we recommend.
5万円代
TEAC/HA-P90SD
手持ちのスマートフォンの音源を活用していい音で聴きたいという人、またはPCに貯めたハイレゾ音源を楽しみたいという人にお薦めの機種。現状ではPCMのFLAC(可逆圧縮方式のPCM音声のひとつ)フォーマットが96kHz/24ビット対応までだが、DSDは5.6MHzまで対応。iOS端末とはUSBケーブル、PCとはUSB microB端子で接続する。これでヘッドフォン再生がパワフルに楽しめる。また、同軸デジタル接続でミニコンポとの接続にも発展可能だ。
TEAC/HA-P90SD公式サイトはコチラ
5万円代
DENON/PMA-50
これがあれば、あとはPCとスピーカーを準備するだけ。ハイレゾ対応のUSB-DAC対応アンプなどを導入したいという人に推したいデジタルプリメインアンプ。最新のアンプ技術「DDFA」方式により、入力から出力直前までをデジタル処理しているのが特徴。コンパクトサイズながら出力は50W×2(4Ωスピーカー接続時)を達成。内蔵USB-DACはDSD5.6MHzにも対応。縦置き横置きが自在で、高音質ヘッドフォンアンプも内蔵。
DENON/PMA-50公式サイトはコチラ
10万円代
SONY/HAP-S1+SS-HA3
HAP-S1は、40W×2のアンプとDSD/PCM音源のミュージックサーバー機能を1台にまとめたコンポ。500GBの大容量HDDが搭載され、ハイレゾ音源をたっぷり貯められる。PC、Android対応端末から本体への音楽データの自動コピーが可能。外付けCDドライブを接続すれば、PCレスでCDをデジタルデータとして取り込むこともできる。SS-HA3は、アルミ製キャビネットを贅沢に使った2ウェイ3ドライバー(高域低域、2つの周波数帯域を3つのドライバーユニットで駆動)のスピーカー。コンパクトながらも分厚いしっかりとした低音と切れ味の鋭い高音を奏でてくれる。
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高級機種
IRIVER/Astell&Kern AK380 Copper
ボディに純度99.9%の銅を採用したポータブルプレーヤーが登場した。ベースとなったAK380はジュラルミンを採用していたが、銅にすることで導電率の高さ、外来ノイズを防ぐシールド効果、そして比重などによりオーディオ性能が格段に向上している。製造は、無垢の銅ブロックから1台当たり約4時間を要して切削加工。表面は酸化防止コーティングが施されている。32ビット・プレミアムDAC2基をデュアル構成とし、PCM384kHz/32ビット、DSD11.2MHzネイティブ再生など、高い基本スペックは標準仕様のAK380と同様だ。市場価格は約50万円。
IRIVER/Astell&Kern AK380 Copper公式サイトはコチラ