１月７日（火）より米ラスベガスで開催されている世界最大級の家電見本市「CES 2020」。同イベントにて、Bluetoothの新しい音声規格「LE オーディオ」が発表された。
“高品質＆低電力”が特徴というこの規格では、音質のデータ量が低い場合でも、これまでの SBCコーデック（Bluetooth の音声圧縮規格のひとつ）よりも音質が向上。バッテリー寿命はより長く、小型化も可能になるという。
さらに、スマホやPCなどの１台のデバイスから複数のデバイスへと音声を配信することができる「マルチ・ストリーム・オーディオ」を実現。
これにより、自分が聴いている音楽を家族や友人と共有したり、空港や美術館、ジムや映画館などの公共施設でも音声の共有が可能。さらに難聴者へのアシストがよりスムーズになり、複数言語のサポートなども可能になるという。
Bluetooth技術の推進団体である「Bluetooth SIG」によれば、LE オーディオのリリースは2020年の前半。市場に出回るのは2021年後半から2022年の間になると予想されている。