投稿日 : 2020.01.20
サックス奏者・ジミー・ヒースが死去
米サックス奏者のジミー・ヒースが、現地時間1月19日に米ジョージア州ローガンビルで亡くなった。93歳だった。最期は家族に見守られながら、安らかに息を引き取ったという。
70年以上におよぶキャリアで120曲以上を残したジミー・ヒースは、1926年、米ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。地元の楽団でキャリアをスタートし、チャーリー・パーカーの再来「リトル・バード」とも称され、20歳の時には、ジョン・コルトレーンやベニー・ゴルソンも加入した自身の楽団を結成。
1949年にディジー・ガレスピー楽団に入団するも、1951年に麻薬中毒のため楽団を解雇。刑務所への服役などによる数年のブランクを経て、マイルス・デイビスのグループにも短期間参加していた。
1960年代にはニューヨークへと移住。自身の作品をはじめ、ケニー・ドーハムやレイ・ブラウン、ミルト・ジャクソンなどの作品に参加し、1975年からは、兄パーシー・ヒース(b)と弟アルバート・ヒース(ds)とともに結成した、ヒース・ブラザーズとしても活躍した。
後年は、ニューヨークのクイーンズ・カレッジの教授として教鞭を執っており、2013年には、ビッグバンド作『Togetherness(Live At The Blue Note)』を発表している。
SNSでは、彼の死を偲んだ数々の投稿が寄せられている。
John Coltrane, Jimmy Heath, & Paul Gonsalves, 1949, Dizzy Gillespie Orchestra pic.twitter.com/nMPw3hJcYz
— Sonny Rollins Bridge (@RollinsBridge) January 20, 2020