東京・渋谷のスクランブル交差点からニューヨークのタイムズスクエアまで、巨大なAR(※)アート作品が出現。そんな最新アートを楽しめるアプリ『KAWS EXPANDED HOLIDAY』が3月12日(木)にリリースされた。
(※)AR〈Augmented Reality(拡張現実)〉とは、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねることで、仮想現実を現実世界に反映するテクノロジー。
同アプリは、バーチャル空間で楽しめるアート・プラットフォームを制作する「Acute Art」と、現代アート界をリードするアーティスト「KAWS」によるコラボ・プロジェクト。渋谷スクランブル交差点のような実在する風景に、KAWSの代表的な作品のひとつである「コンパニオン」を重ねて表示させることができるアプリだ。
同AR作品(コンパニオン)は、3月12日(木)から26日(木)までの期間限定で、アフリカ、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、中近東、北米、南米、計12カ所のランドマークにパブリック・アートとして展示。期間中、下記の指定された場所で作品をバーチャルで楽しむことができる。
・香港(香港観覧車)
・ロンドン(ミレニアム・ブリッジ)
・メルボルン(ビクトリア国立美術館)
・ニューヨーク(ブルックリン美術館)
・ニューヨーク(タイムズスクエアー)
・パリ(ルーブル・ピラミッド)
・サンパウロ(イビラプエラ公園)
・ソウル(東大門デザインプラザ)
・台北(国立中正紀念堂)
・タンザニア(セレンゲティ国立公園)
・東京(渋谷スクランブル交差点)
また有料版では、アプリ内のカメラを使って好きな場所に45cm(3種類)のコンパニオンを配置し、様々な角度から静止画と動画を撮影することができる。メニューは4種類。料金は860円(7日間)〜3800円(7日間)。
さらに、世界25個の特別限定エディションでは、25体(1.8m)のARコンパニオンの中から、1体を永久に所有することもできる。オーナーはアプリ上のカメラを使って、好きな場所に無制限にコンパニオンを配置/撮影することができ、一般公開することも可能。25個の限定エディションは「Acute Art」 のウェブサイト (http://app.acuteart.com/) で1万ドル(約111万4,000円)で発売されるという。