音楽プロデューサー/評論家の行方均(なめかた ひとし)が3月13日(金)、急性骨髄性白血病により亡くなった。68歳だった。
1951年、宮城県仙台市に生まれた行方均。ジャズの名門レーベル、米ブルーノートの作品をはじめ、多くのジャズ作品やミュージシャンを紹介。ピアニストの大西順子やバイオリン奏者の寺井尚子といった才能を発掘するなど、ジャズ市場の育成にも貢献してきた。
ジャズのみならず、1997年~2013年までビートルズの国内盤発売も統括。EMIミュージックジャパン会長を経てユニバーサルミュージックの副社長を務めた。音楽評論家としても活動し、『ジャズは本棚に在り』などの著書を数多く発表した。
なお、通夜・告別式は、近親者のみで執り行われるという。