音楽界を揺るがしたインディアン・ミュージックに迫るドキュメンタリー『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』が、5月26日(火)から東京「東京都写真美術館ホール」ほか、全国で順次公開される。
1958年、アメリカ先住民の血を引くリンク・レイというアーティストが「ランブル(Rumble)」という曲で世界を揺るがした。この曲なくして“パンクもメタルも生まれなかった”と言われるその攻撃的なギターサウンドは物議を醸し、「少年犯罪を助長する」という理由で放送禁止となった。
本作は、この「ランブル」をはじめ、ロック、ジャズ、ブルーズ、フォーク、ファンクなどのあらゆる音楽ジャンルに影響を与えてきた「インディアン・ミュージック」が、ポピュラーミュージックの歴史からいかに抹殺されていったかを初めて明らかにしたドキュメンタリー。
本作のプロデューサーはアパッチ族出身のギタリスト、スティーヴィー・サラス。本編には、スティーヴン・タイラー(エアロスミス)、クインシー・ジョーンズ、トニー・ベネット、ジャクソン・ブラウン、ジョージ・クリントン、イギー・ポップ、マーキー・ラモーン(ラモーンズ)、スラッシュ(ガンズ・アンド・ローゼズ)、タブー(ブラック・アイド・ピーズ)、映画監督のマーティン・スコセッシなどが登場する。
本作の字幕監修を務めるピーター・バラカンは「インストルメンタルなのに放送禁止にされるほど50年代のアメリカで刺激が強かったリンク・レイの『ランブル』。長年の弾圧に負けなかったネイティヴ・アメリカンの文化を象徴しているように思います」とコメントしている。
【作品詳細】
『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』
公開:5月26日(火)
会場:東京都写真美術館ホールほか、全国で順次公開
公式サイト:http://rumblethemovie-japan.com/