投稿日 : 2020.04.06

ソニー 約108億円の「新型コロナウイルス・グローバル支援基金」設立

ソニー

4月2日、ソニー株式会社は、新型コロナウイルスによって影響を受けている世界各国の人々を支援するため、総額1億USドル(約108億円)の支援ファンド「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」の立ち上げを発表した。

この基金で支援する領域は3つ。コロナウイルスの治療に従事している「医療関係者や感染症対策に尽力する関係者」、学校閉鎖などで影響を受けている「子どもたち」やリモートワークを余儀なくされている「教育関係者、エンタテインメント業界で大きな影響を受けている「クリエイティブ・コミュニティ」が対象となる。

「医療関連」では、医療関係者たちへの援助として、WHOの「COVID-19連帯対応基金」、「国境なき医師団(MSF)」、「国際連合児童基金(UNICEF)」、「国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)」に1,000万USドル(約11億円)を寄付。また、社外のパートナーとの提携によってコロナの感染拡大防止や治療につながる支援活動も検討しているという。

「教育」では、外出制限や休校などで子どもたちの学習機会に制限が生じている現状に対し、ソニーのテクノロジーを使った教育支援を検討。教育関係者とも協力の上で実施していくという。

音楽、映画、ゲーム、アニメなどの「クリエイティブコミュニティ」の領域では、コンサートの中止や映画・テレビ番組の制作中断などで影響を受けている、新進のクリエイターやアーティスト、エンタメ業界を支える様々な職種の人たちに対して、エンタメ事業各社と協調して支援を進めるという。

発表にあたりソニー代表執行役社長・兼CEOの吉田憲一郎氏は以下のようにコメントしている。

全世界が直面しているこの困難な状況に際し、グローバルに事業を展開している当社としても、新型コロナウイルスとの戦いの最前線におられる皆様、未来を担う子どもたち、そして、クリエイティブコミュニティで大きな影響を受けている方々などへの一層の支援を実施してまいります」

https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202004/20-027/