米ミネソタ州ミネアポリスの黒人男性ジョージ・フロイドさんが警官に殺害された事件。これを受けて音楽業界は、6月2日(火)を「ブラックアウト・チューズデー(Blackout Tuesday)」とし、音楽業務を一時停止。人種差別問題に一石を投じた。
SNSでは、5月末頃からハッシュタグ「#TheShowMustBePaused(ショーを休止すべき)」がついた投稿が相次いでおり、大手レコード会社は「Blackout(停電や放送中止などの意)」と呼ばれる業務停止の運動を2日の火曜日に実施する旨を表明していた。
賛同する企業は、ソニー、ユニバーサル、ワーナー、コロンビア、アトランティック、ヴァージンEMI、キャピトル・ミュージック、アビー・ロードなど。また、米国作曲家作詞家出版社協会や一部メディアもこの運動に参加しており、SNSやウェブサイトでは黒く塗りつぶされた投稿が目立った。
#blacklivesmatter #theshowmustbepaused pic.twitter.com/7v2fzj6K8L
— Warner Records (@warnerrecords) May 30, 2020
この動きには、クインシー・ジョーンズ、ローリング・ストーンズ、マッシヴ・アタック、ピーター・ガブリエルといった多くの著名ミュージシャンも賛同。レディオヘッドは、公式YouTubeで公開中だった動画の数々をすべて公開中止にしている。
It’s hard to know what to say because I’ve been dealing with racism my entire life. That said, it’s rearing its ugly head right now & by God it’s time to deal with it once & for all. My team & I stand for justice. Convos will be had & action will be taken. #THESHOWMUSTBEPAUSED pic.twitter.com/0pehqgGN6o
— Quincy Jones (@QuincyDJones) May 31, 2020
Mick, Keith, Charlie and Ronnie stand with all who object to racism, violence or bigotry.#theshowmustbepaused #blacklivesmatter
— The Rolling Stones (@RollingStones) June 1, 2020