ジャズ専門誌『JAZZ JAPAN Vol.120』が7月20日(月)に発売された。表紙・巻頭は、先日デビュー15周年を記念した最新作『ローザ』を発表した山中千尋。
■表紙巻頭特集:山中千尋の祈り
ベートーベン生誕250周年、チャーリー・パーカー生誕100周年、自身のデビュー15周年記念という3つの節目を大きなテーマとした新作『ローザ』をリリースした山中千尋。山中流の解釈で見事に生まれ変わったジャズ、クラシックの名曲は、アフター・アワーズ・トリオのリラックスした演奏により極上のジャズ体験をさせてくれる。そしてこの作品にはもう一つの隠れたテーマが。Covid-19に苦しむ世界中の人への祈り、そして応援歌ともいえる本作の全てを山中自身が語り尽くす。
■特集2:アート・ブレイキー
1965年二つの謎。1965年封切りの日本映画に登場したアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの謎と、同年秋のアート・ブレイキー&ニュー・ジャズ・メン結成の謎。最盛期のメンバーを擁して1959年3月8日に録音され、60年間にわたって封印されてきた音源『ジャスト・クーリン』の全容/レコード・カタログ(234作)を全37ページでお届けする。
■特集3: Black Lives Matterにみる真のアメリカ史とジャズ
ジョージ・フロイド氏死亡事件に端を発した人種差別問題への抗議活動。そのバックボーンにある2012年の「トレイボン・マーティン射殺事件」~「Black Lives Matter(BLM)」運動について解き明かす。人種差別撤廃を求めるこの運動はいかにして生まれ、さらにその背景にはどんな歴史があり、ジャズはどう関わってきたのか。
●黒田卓也、新世代の領袖としての貫禄
●Up Close and Personal 椿田薫/ジェラルド・クレイトン/キャロル・ウェルスマン/今井亮太郎
●#齋れいな おウチでJAZZ聴いてます
「週間プレイボーイ」でグラビア・デビューを果たし、その美貌とともに絶対音感を持ちフルート、ピアノも演奏するというマルチな才能で話題沸騰中の女子大生、齋(いつき)れいなが、ステイ・ホーム、ジャズ,オーディオetc.をキーワードにプライベート・トーク感覚でお届けする新連載。
【リリース詳細】
YOUNG GUITAR 2020年9月号増刊
『JAZZ JAPAN Vol.120』
定価:1,049円(税込)発売日:7月20日(月)
https://www.shinko-music.co.jp/item/pid2088382009/